雪山の楽しみとは
雪山は何が楽しいのでしょうか。
私が感じていることなどちょっとご紹介します。
想像できないような場所に身をおくという体験
雪山は登山道の土や石、岩などが雪で覆われた真白な世界です。夏など雪がない時に一度は登った山でも、雪に覆われるとまるで違った山のように感じます。降雪後、通った人がいれば踏み跡がついていますし、いなければ自分が踏み跡をつけます。
冬でも天気が良ければ日差しを受けて少しポカポカした感じがあるかもしれませんが、曇っていたり雪の日にはとても寒く感じます。
八ヶ岳は雪の量はそれほど多くはありませんが気温は低いです。日中でも-15℃~-10℃ということも珍しくない過酷な世界です。ペットボトルなどザックにつけていれば歩いているうちに凍ってしまいますし、手袋をしていても手が冷たくなってしまうこともあります。
山頂や稜線に出れば立っていることもやっとというような猛烈な風に吹かれることもあります。
それでも雪山は何か魅力があります。
雪のない山でも非日常的で仕事の疲れなど忘れることができるのですが、雪山ではそれにも増して(あるいは想像を絶するような)非日常的です。だから行ってみたいと思うのでしょうし、行ってみると楽しいのだと思います。
雪山の楽しみ
まずなんといっても景色ではないでしょうか。雪のない時にはあまり印象に残らないような景色も雪山になるとずいぶん変わります。
例えば八ヶ岳の縞枯山展望台からの景色、雪のない時とある時の対比です。
同じ場所からの景色なのにずいぶん違って見えませんか。全く初めての山で感動するのはもちろん、雪のない時に登ったことのある山でもこのような景色を見ると感動してしまいます。
あとは雪山らしい風景です。時には自然の造形美も見せてくれます。
こんな樹見たことありますか? 見ているだけで楽しいですよね。
雪がたっぷりとついたシラビソ。
他に寒いこと、雪があることによって楽しめることがあります。
誰の足跡かな? 雪があることによって、動物がこんな厳しい環境の中でも生きているんだなと実感できます。
凍結した白駒池。池の上を歩くことができます。普段は行くことができない場所でも、行けることがあります。
緑の中にぽっかりと浮かぶ白い空間・・。雨池です。
まっさらなところに自分の足跡をつけてみよう!
最初は楽しい、でも続けるのは大変だということがわかってきます。
こんな斜面はかっこうの滑り台。
大人も子供も楽しめます。
「八ヶ岳ブルー」。この空の青さは八ヶ岳独特です。
雪山の楽しみ方は人それぞれです。
自分なりの楽しみ方を見つけてみませんか。